自分が死を迎える時に、初めて自分の生きざまを振り返る
この世に、生まれ死んでいく自然の原理
人が生きる本質と時間を考えてみる
人間が生きている時間は、地球が作られてからの時間(46億年)から見ると、ほんの一瞬の出来事です。
我々人類が生きる本質は、動物も虫も、そして植物と、なんら変わりなく、環境の変化に対応しながら次の世代につなぐこと、だろうと思います。
自然の摂理から考えると、親から子へ、子から孫へと、つなげていくことが、動物としての第一の本能だろうと考えます。
人によって寿命の長短はありますが、時間は、みな平等に経過していくものです。
お金と時間と感情と
我々の人生の時間の大部分は、自分自身の欲求という感情を満たすために使われる時間ということになります。
現代の欲求を満たすために使われる道具の一つに、お金という仮想的な価値(現代人が思い込んでいる価値)があります。
お金という価値は、他人の時間を使うことができてしまいます。(仕事は時給いくら、月給いくらで計算されます。)
お金は物を買うこと以外に、人の行動や感情までをも悪い意味でコントロールできていることに、お気づきでしょうか。
人間同士が繰り返してきた戦争も、人の欲望の延長戦に起きた出来事と考えると、すっきりと納得できると考えます。
お金のために、強盗、窃盗、詐欺などは、言うに及ばず、様々な争い事の原因です。
自由と時間
時は金なりといいますが、時間とお金は同じように、人生において、貴重で無駄に浪費しないで、有意義に使いましょうということが主旨になります。
我々現代人は自分の人生の時間を差し出して、お金という価値と交換しながら、衣食住を得て生活をしていると言えるでしょう。
しかし、我々の人生の有限の時間を仕事に全て費やすことには、私自身は、「めんどくさい」と思うようになってきました。(国家政策では、お年寄りも仕事をしましょうですが)
人生100年時代と言いながら、実際に元気で自分の意思で自由に生活できるのはもっと短いはずです。
であるならば、体が元気なうちに、自由な時間を、自分のために、家族のために、世の中のために自分自身が考えたことに使ってみるのも良いことのように思います。
自由とは自分の責任で行動すること
自由とは自分の責任で行動することだと考えています。
お金のために、自分の時間を全て他人のために使うことは、自分の人生を無駄に生きたように感じます。(自分のしたい仕事ならば良いですが)
海外(アメリカ合衆国)では、老いて死んでいく人を看取る職業があって、その死にゆく、ほとんどの人たちは、死際に、
「何で、こんなに働いてばかりいたんだろう」
という言葉を残したと言います。
現代のアメリカの国民の意識調査では、幸せと、お金の関係は、ある年収以上になると、それ以上の幸福感は得られなかったというデーターもあるようです。
お金はたくさんあればあるほど良いという物でもなさそうですね。
自分で自由に考えて使える時間を、
自分自身に使える時間、
お金から自由になれる時間、
そんな時間が作れると、生まれてよかったな、めんどくさくないなと思えるのかもしれませんね。
いつ死んでも悔いはない、そんな人生が理想かもしれませんね。
アップルコンピューター(Apple社)を作ったスティーブ ジョブスの生き方
ジョブスの激動の人生
スティーブ ジョブスはiPhoneというスマートフォンを発明したApple社の共同設立者の2人のうちの1人です。
ジョブスは2011年に56歳で亡くなられ、もうこの世にはいません。
ジョブスは大学を中退後、知り合い(もう一人のスティーブ)とアップルコンピューターを設立し、アップルⅡを大成功に導きました。
当時のコンピューターは、とても一般の人が使える代物ではなかったのですが、その後作ったコンピューターは、マウスを使ったGUI(グラフィック、ユーザー、インターフェース)を使った今でも継続しているマッキントッシュ(マック MAC)です。
ジョブスはApple社の創業者ですが、そのアップル社から解雇されてしまいました。(ホンダの創業者、本田宗一郎がホンダから解雇されることを想像してみてください)
アメリカは凄いです、日本ではありえないですね。
ジョブスを解雇したApple社は迷走した
解雇された後ジョブスは、ピクサー、アニメーション、スタジオを設立(ルーカスフィルムを買収)、NeXTコンピューターを創立しています。
結婚して子供が生まれたのも、この頃と聞いています。
普通の人ならば、幸せを謳歌していると感じるでしょう。
一方で、ジョブスのいないApple社は、MACの次期OSの開発の進行が上手くいかないために、Windowsの後塵を拝する事になりました。
Apple社のとった行動は、外部からOSを買い取ることでした。(ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが)
ジョブスの人生の転機
2つのどちらかのOSを買い取ってマックに乗せること。
一つは、BeOSでもう一つがジョブスのNeXTである。
BeOSは、すでに当時のマック(PowerPC)の機械に入れて動いていました。(自分もBeOSを自分のマックに入れて動かしてみましたが何事もなく普通に動作しました)
NeXTは基本はFreeBSDなので、ソースをコンパイルすれば、さまざまなCPUに対応できますね。(言うほど簡単ではないですが)
この時に、驚異的なプレゼンテーションでジョブスのNeXTが選ばれて、さらに、ジョブスは無償でApple社のために働きました。(アメリカの成功者なので、本当は働かなくても豪遊生活ができるのですが)
ジョブスは自分の作ったApple社に戻ると、優秀な人材を残して、不要な人材は辞めさせました。(Apple社はそこまで追い込まれていたのかもしれません)
みんなは、酷い奴と思ったかもしれませんが、ジョブスが世界から承認されるコンピューターを作るには、それくらい集中したかったのかもしれません。
Apple社の強みはデザインとブランド力、そしてThink differentへ
まずは、コンピューター本体のデザインをトランスルーセント、つまり透明にして出しました(当時は画期的でかっこよかったです)。
次に、ボディをアルミ製にすることで、再生可能なものにしたけれど、まだまだ、Windowsにはかないませんでした。
そして、音楽プレイヤーiPodが登場し(ソニーのカセットテープ型のウオークマンの衝撃がアメリカ人にはあったらしい)、これが大当たりしました(ジョブスはビートルズ大好きで社名のアップルはビートルズが設立したアップル・コアから来ているらしい)
そこから派生した、iPod touch 、そして、皆さんもご存知のiPhoneの登場です。
通信技術の進歩とインターネットの普及によって、コンピューターをポケットに入れて歩けるスマートフォンの時代になりました。
全速力で、人生を駆け抜けたジョブスは、どんな思いで死んでいったのだろうと考えると。
ジョブスの人生は、自分の人生を全うしたのではないかと思う
これは、私の偏見に満ちた考えですが、ジョブスは全世界を脅かせる偉業を作りたかったのだと思います。
ジョブスは良い意味での承認欲求で満たされて死んでいったのではないでしょうか。
そして、ジョブスと共にApple社で開発した仲間たちが、現在でもアップルコンピューターを牽引し、亡くなった後もジョブスの作った意思は続いていくのだと考えます。
ジョブスは、スタンフォード大学のスピーチで、
生まれてから、里親に出され、大学に行くもお金がなくて中退(里親が裕福ではなかった)、自分で作った会社からも解雇され、幾多の困難を乗り越え、それでも世界を変えた人間がスティーブ、ジョブスです。
凄い精神の持ち主だったのかもしれませんが、多分、他者の歪んだ感情には悩んだと思います。
ジョブスは言葉は悪かったらしいが、強烈に人を納得させる力があったようです。
良い意味でも悪い意味でも、自分の信念を生きたジョブスは、少しの悔しさと幸せを感じながら、天国に召されたのだと思います。
自分とは正反対で、嫉妬しますね。(人は誰でも、承認欲求が強い生き物なのかもしれません)
人生の限りある時間
お金に使われる時間
現代を生きていくには、お金は必要不可欠で便利な存在です。
しかし、お金のために生きる人生は、馬鹿馬鹿しいのではないかと思います。
お金に使われる人生は、自分の人生の時間をお金を得るためだけに、使われていると考えることができます。
便利な道具であるお金を利用して、自分が理想とするような人生の時間の使い方ができるようにしたいものですね。
自分の人生を考えてみると
せっかく生まれてきたのだから、少しでも幸福感がある一生を送りたいものです。
自分の人生を振り返って、「あれもしたかった」、「これもしたかった」のにと、言わない人生
あとは、自分のことだけを考えるのではなく、自分が考えて、他人のためになる、世の中のためになる、そんなことも考えて実行できたら一生が実りあるものになるのではないかと思います。
人生の本質とは、次の世代、次の子孫に繋げることであり、少なくともお金を稼ぐためではないからです。
本を読むことで、作者が考えたことを知ることができます。
人間の中にある承認欲求は、アドラー心理学では危うい欲望となりますが、・・・・。
アドラー心理学を知りたいのであれば、「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」岸見一郎先生の、この2冊が読みやすいと思います。.
現在の状況を変化させるには環境を変えるのが良いと思います。
舎暮らしを体験したり、温泉でゆっくりすることは今後の何かを変化させるかもしれません。
世の中の役に立てることは、素敵な人生とかもしれません。
限りある人生の時間
「自分のしたいことをして、世の中のためになる」
これからの目標にしたいですね。